[2973] 片づけられない人たち! 2015/07/11 

 最近とくに「これは大変!」と思ったのが、室内の掃除・片づけが出来ない人が増えている事です。マンション購入を希望されている方をその物件を案内したところ、あまりの汚れとカビのひどさに「この部屋何年人が住んでいないのですか?」と思ってしまいました。

 売買契約時に売主様に確認したところ「つい2か月前まで賃借人が住んでいました」と言われました。買主様と私は「えーーーっ?本当ですか?」と思わず声を出してしまったのです。窓ガラスの結露はカビが黒くなって、少々のクリーニングでは取れないでしょう。じゅうたんの埃は奥の奥まで入り込み黒ずんでいます。

 別のアパートに住んでいた女性は、必要なものだけ持ち出して、室内の荷物を当社に片づけるように依頼してきました。一番大変だと思ったのが「飲みかけのペットボトル」でした。中身にカビが生えたまま部屋のあちこちに放り投げています。

 それより驚くのが「こんな部屋を他人に見せて恥ずかしくないの?」という女性の心理でした。この件に関しては本人の事より、母親の躾がどうであったかが問題だと思いました。子供や親を真似るので、育った環境も同じようだったのでしょうか?

 最近は「片づけられない人」の特集をテレビで放送する事が多いです。関わった人たちとテレビで見た人たちは共通点があります。
 ★料理をあまりしない
 ★洗濯をあまりしない
 ★ゴミを出さない

 スーパーで買う食料は調理されたもの、飲み物はペットボトル、洗濯しないで衣類は次々と購入する、収納に片づけないで手が届くところに置く。結果的に床が見えなくなり、置いた上にまた置くので、どこに何があるのか解らないので、次々と買い物をしてしまうのです。

 現在アパートに住んでいる女性の方で、そのような状態になっている部屋も解っています。部屋の中で修理が必要になり、業者さんに行って貰ったところ「歩くところがなくて大変だった」と聞いています。掃除どころか片づけないで人を部屋に入れる事が平気なんですね。

 片付け上手になるポイントは、よく使うものほど置きやすいところに置き、あまり使わないものはクローゼットやたんすにしまっておくことです。部屋に物が広がらないようにしましょう。

 新しいものを買ったら1つ捨てることも大切です。例えば、新しい洋服を1着購入したら古い洋服を1着捨てましょう。そうすれば物は溜まりませんし、新しい物が置けるスペースが確保できます。

 これは私が前回の引っ越し時から心がけている事です。洋服屋さんに出かける前に、衣類を確認する事にしています。どうしても足りないと思った時や、古くなって着れない時に洋服を買うようにしました。

 昔から日本人の良い所だと言われてきた
「貧乏性で物が捨てられない。取っておく。」という行為も今の時代ではやっかいな問題になっています。

「もったいない」という気持ちから物が捨てられず部屋が散らかっていきます。使わない物や使えなくなった物でももったいないと思ってしまい捨てることが出来ないため部屋には物が溢れかえり汚部屋になってしまいます。また、物が溢れている為に、部屋がゆったりと使えなくなるのです。

 特に最近になって聞く事は「親が亡くなって遺品整理が大変だった」という言葉です。子供が困らないように、必要な物だけ残して3年使わないものは不要物です。処分しましょう。

 家を売却して、賃貸物件に引っ越す人も多いのですが、自宅は大きな一戸建なので荷物がたくさんあります。賃貸に引っ越すと家賃が発生しますが、荷物を入れるために大きな部屋を探す事になります。すると支払う家賃が高くなります。

 身の回りを片づける事は、経済的にも安定して、快適な生活を楽しめる事に繋がります。日頃から片づけ・掃除・自炊に心がけましょう!

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