[2977] 今月のリフォーム事情! 2015/07/20 

 近年、高齢者の孤独死が問題となっているのは皆様ご承知の通りだと思います。特にこの暑さで熱中症を引き起こし、誰にも気づかれないまま亡くなられてしまうケースなども増えており、その対策や予防など各メディアで取り上げられる事も多いように感じます。

 しかし、もし身内で孤独死が起こってしまったら? というその後の対応の仕方やかかる費用などを取り上げる機会は少ないように思います。今回は賃貸住宅での孤独死をリフォームの観点からかかる費用についてご説明したいと思います。

@修復費用
 室内の状況によって壁や床など、内装の修 復費用がかかります。
A清掃・消臭費用
 賃貸の場合は次の入居者を探さないといけ ない為、通常かかる清掃料金に加え消毒や 消臭なども必要になってきます。
B遺品整理費用
 生活をしていた状態で丸々残ってしまった 物を一から片づけるのは大変なので、業者 に頼む方も多いようです。
Cお祓い等の諸費用
 遺品に対して行う場合も含め、室内でのお 祓いを行うケースも多いようです。
D家主様への賠償
 賃貸住宅においては当然、次の方を同じ条 件で貸せることが現実的に不可能なため、ある程度の損害金を家主様へ支払うことが ほとんどです。

 5つご紹介しました。孤独死が起こらないように日頃から注意したり、近隣のご家族が様子を見に行ったり、予防できることはたくさんあります。それでも万が一起こってしまった場合には上記の費用が掛かってしまうと考えられます。

 しかし、@からCまでは当社で加入を義務付けている保険で対応することができます。対応はできますが、できることなら起こってほしくない事故です。身内の方で一人暮らしをされている高齢者がいる場合は、注意して見るように地域全体で考えていければ良いですね。

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