[2991] 振り込め詐欺の新手口! 2015/09/08 

 私たち不動産会社に、埼玉県警察本部から振り込め詐欺被害の新手口について情報があり、驚くような内容が掛かれていましたのでお知らせします。アパートを所有しておられる家主様にとっても関係ある事です。

 近年、アパート等の空き部屋に勝手に侵入し「振り込め詐欺の被害金を宅配業者に配達させ受け取る」等の犯罪が多発しています。

★悪用される空き部屋
・昼間、住民が留守がちな単身者向けアパート
・常駐の管理人等がいないアパート
・ポストにチラシ等が多数投函されたままの  アパート
・オートロックシステムがないアパート
・出入口・階段間近の空き部屋等

 空き部屋には合鍵やマスターキーを使用して入るケースが多いようです。

 入居時に鍵を交換するのは入居者様の安全を守るためです。自分の身は自分で守る時代ですので、新規に賃貸契約をした借主様は、ピッキング対策が取られた鍵と交換したり、二重キーにするなどの防犯対策が必要です。

 当社では、退室時にカギの返還をキーナンバーも含めて確認しています。コピーを作成していたら、その鍵も返して頂くのですが、転居先が近い場合は必ずしも安心という訳には行きません。

 鍵の管理については十分に注意しなければなりませんが、警察のパンフレットには「入居中の留守がちな部屋も利用されている」と書いているのです。入居者様も郵便物は毎日取り出さなければ悪用される可能性があるのです。

 家主様、そして私たち不動産会社が行うべきことは「管理する空き部屋の巡回」です。またお客様を装って部屋を案内させる人から、鍵の保管などを盗み見されないよう気を付ける事です。

 空室期間が多い物件は、他の不動産会社に協力して頂いて、現地にキーボックスを置き案内をスムーズにしているケースが殆どです。わざわざ不動産会社に鍵を借りに行くような手間があると、不動産会社は物件をスルーします。鍵を借りに行って、また返しに行かないとならなければ、時間がもったいないからです。

 私たち不動産会社は、お客様を少し離れた所で待って頂いて鍵を準備し、それからお部屋をご案内します。より一層注意しなければならないという事ですね。

 内覧希望者に鍵を貸し出さないのは常識の事なのですが、過去に「別の不動産会社で鍵を借りて見て来ました」と言われる方があり、「忙しかったら勝手に見てきますよ」と言われたので驚きました。
 家主様も募集や管理を任せている不動産会社に「鍵の保管」について再確認しましょう!

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