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[3000]今月のリフォーム事情!(2015/10/08)
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消耗品である畳は年月が経つと、畳表が色あせてきたり、足ざわりが悪くなりと、徐々に傷んできますので定期的な張替えが必要です。
畳張替えの際ときによく出てくるのが「表替え」「新調」「裏返し」という言葉。いったいどれにすればいいか、自分で判断できない方も多いと思います。そこで、畳の構造から畳替えの種類、畳のお手入れ方法をご紹介します。
@構造・・・畳は、普段私たちが目にしている畳表(たたみおもて)と、中の芯の部分にあたる畳床(たたみどこ)、畳縁(たたみべり)の3つから構成されています。
■ 畳表(たたみおもて)
イグサの茎を織り合わせて作ったござで、保温・除湿機能や、空気清浄作用・芳香によるリラックス効果など多くの機能を有しています。
最近では、耐久性に優れたパルプや科学繊維を使用した畳表もあります。
■ 畳床(たたみどこ)
畳床は乾燥わらを縦横い並べ糸締めしたものを何層にも積み重ね、それを圧縮して床上にしているため、高い弾力と吸収湿性、保湿性、断熱性などに優れています。ポリスチレンフォームやタタミボード等、多様な素材が使用されています。
■ 畳縁(たたみべり)
畳縁は畳の側面に縫いつけてある布生地のこ
と。畳を拭くときは目に沿って。濡れ雑巾で拭くと光沢がなくなったり、黒ずむことがあるのでから拭きするか、固くしぼった雑巾を使いましょう。 汚れがひどい場合は薄めたお酢を使うと効果的です。
また、直射日光は畳表の変色を招くため、カーテンや障子などでさえぎるようにしましょう畳を保護する役割をしています。様々な模様や色で織り込まれているため、お部屋の雰囲気を変えてくれる効果もあります。
A畳替えの種類・・・新しい畳を使用してから2〜3年後、色あせや傷みを感じてきたら畳裏返しのタイミングです。畳表は両面使用できるため、ひっくり返すことでまるで新品のような状態の畳を使用することができます。
■ 畳裏返し
新しい畳を使用してから2〜3年後、色あせや傷みを感じてきたら、畳裏返しのタイミングです。畳表は両面使用できるため、ひっくり返すことでまるで新品のような状態の畳を使用することができます。
■ 畳表替え
新しい畳を使用してから4〜5年後が畳表替えのタイミングです。既存の畳床はそのまま再利用し、畳表、畳縁を新しいものに交換します。
見た目は新しくイグサの香りがお部屋に広がりますが、 畳床は交換しないため踏み心地は変わりません。気になる場合は畳新調をご検討ください。
■ 畳新調
新しい畳を使用してから約10年後が畳新調のタイミングです。畳表、畳床、畳縁をすべて交換するため、見た目にも新しくイグサのにおいが広がり、クッション性のある踏み心地の畳となります。
Bお手入れの方法・・・畳は湿気が苦手。換気をこまめに行うよう心がけましょう。 掃除機は畳の目に沿ってゆっくりと。同じ箇所を何度か往復させホコリやゴミを取り除きましょう。
カビ・ダニを防ぐにはこまめなお掃除と換気が重要です。 天気のよい日には窓を開けて風を通すようにし、湿気の多い時期は除湿機を使うなどの工夫を。また、湿気対策として以下の点に気をつけましょう。
・じゅうたん・カーペットなどは敷かない
・水槽や観葉植物などは和室に置かない
・和室では洗濯物の室内干しはしない
・結露対策を行う
畳の構造、状態を知ることで、それに合った畳替えの種類がお分かり頂いたと思います。また、日々のお手入れをきちんとすることで、畳の寿命を伸ばすことが可能ですので、是非参考にしてください。
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