北和室の施工前写真です。
全体的に汚れが目立ちますが、１番の悩みどころは押入の状態です。
天井の防水ベニヤは剥がれおちていました。
床の状態が特に酷く、床板が沈んでいるのがわかります。
なぜこうなってしまったのかは、床を解体してみてわかりました。

床板を支えている木枠を「ネダ」といいます。
押入の奥側に見える白いネダは、新たに取り付けたものです。

なんと、工事前はこのネダがありませんでした。
他のぺ−ジでも書きますが、同じくキッチンの方でも廻りのネダがありませんでした。
水平を測るとまっすぐではなく、そのせいで床が傾いているのがわかりました。

　

再び同じ事が起きないよう下処理をキチンとしてから床板を貼りました。
さらにその上からも廻り縁を加えて補強は万全です。
壁板は数日間、ちゃんと接着が強固になるまで固定しました。

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戸襖は当初貼替えのみの予定でしたが、下地の板の損傷が激しく貼替えが不可能な状態でした。
表面の薄皮が丸ごと剥がれかけています。
安すぎる業者に貼替えを依頼すると、既存の紙を剥がさずに上から重ねて貼ってしまうところもあります。
そうなると貼替えではなく、ただの貼り付けですから金額も安いはずです。

しかし次回貼替えが必要な時に元の紙を剥がそうとすると、このように下地から剥がれてしまうケ−スも
よくあります。（どんどん強いノリを重ねてしまうためです）

クロスを貼替え、畳の表替えをしてから最後に建具を納めて完了です。
写真ではわかりづらいので載せていませんが、木部も同色に塗り替えています。

※今回はフルリフォ−ムの為、金額はあくまでも目安です。

押入工事　　　　　　24,000円
壁クロス貼替え　 　19,000円
天井吹付け塗装　　10,000円
襖貼替え　　　　　　 25,000円
畳表替え　　　　　　 27,000円
戸襖新規２枚　　　　55,000円　　　
合計　　　　　 　約　160,000円