2608番の記事表示
戻る HOME
[2608]おかやま的ココロ(2012/03/31)
4月になりました。今年の桜の開花は例年よりも遅いそうですが、このやまとくん便りが皆様のお手元に届く頃にはきっと咲いている事と思います。

私事ではありますが、3月18日に熊谷市で行われた熊谷さくらマラソン大会に参加してきました。マラソンといってもさすがに長い距離は走れないので10キロの部での参加でしたがそれでも10キロは相当きついと感じました。

 地元で所属しているお祭りの会員20数名で走ったんですが、お祭りの格好(半纏、鯉口、半だこに足袋)で走ったのでさらに大変でした。タイムは53分30秒、当初は1時間切れれば万々歳だと思っていたんですが、結果的に自分で予想していたタイムよりも速かったので喜びも一入でした。

 さて、おかやま的ココロの今回のテーマですが、マラソン繋がりで書きたいと思います。今年開催されるロンドンオリンピックでの男子マラソンの日本代表選手に藤原新選手らが決まりましたが、その一方では、なんとタレントの「猫ひろしさん」がカンボジアの代表に決定しました。
これって一体どういう事なんでしょうか?

 まず五輪の陸上では、参加標準記録を突破した選手が1人もいない国・地域は、男女1人ずつがいずれかの種目に出場できる「特例」があります。カンボジアはこれに該当し、猫ひろしさんは自己ベストが2時間30分26秒で標準記録に届かないものの代表に選ばれたということです。

 猫ひろしさんはオリンピックに出場する夢を持っていたそうで、今回の代表決定により夢が実現することになりましたが、国籍を変更しての出場は論議を呼びそうです。
 同専務理事によると、カンボジア・オリンピック委員会は陸上の最終候補を男子3選手と女子1選手に絞り、国際陸連による記録面の評価などを経て、代表を決めたそうです。

 元はと言えば猫ひろしさんは2010年12月にカンボジア国内でのハーフマラソンで3位になったことが評価され、同国政府などから国籍を変更しての五輪挑戦を打診されました。そして昨年10月にカンボジア国籍を取り、11月にインドネシアで開かれた東南アジア大会のマラソンに同国代表で出場しました。

 なるほど、こういう経緯があったんですね。しかし当然ながらこのことは色んな場所で問題視する声が相次いでいます。僕個人としても、正直疑問を抱かずにはいられません。

 もしもマラソンに強いアフリカ勢の選手が日本に国籍を変えて、日本代表として元外国人の選手ばかりがオリンピックに出場したら見ていて面白くありません。例えそれで良い結果を残せたとしても、日本人として外国に誇れるでしょうか。また、外国から見た日本は賞賛されるでしょうか。

 考え方は人それぞれなので絶対という答えはないかもしれませんが、今回の件で一番不思議に思ってしまうのが「国籍ってそんなに簡単に変えられるのか」という部分です。そこで、カンボジアの帰化条件を調べてみました。
 
【カンボジア帰化条件 】
@同国の移民局が発行した居住証の受領日から7年間継続して居住していなければならない
A帰化申請時に同国に住んでいること
Bカンボジアの公用語であるクメール語が話せて同国の歴史に関する理解もあることなど
例外@
カンボジアの産業に2500万円以上の投資をした場合、あるいは国家に対して2000万円以上を寄付した場合は、「7年以上の居住」は免除される
例外A
「カンボジア王国に特別な利益をもたらしたり功績をあげたりしたことを証明できる外国人は第8条3項に示されている条件を満たしていなくともカンボジア国籍を申請できる」

 この帰化条件を見る限り、通常の手続きを済ませていない事がわかります。テレビ番組の企画で行ったという話もありますし、金銭的なものが絡んでいるのかもしれませんね。

 何にしても最終的には政府側から打診されたわけですし猫ひろしさん本人に悪気があるとは思いませんが、こういった事例が当たり前のように繰り返されて、いつかオリンピックで「誰がどこの国の人かわからない」という自体にならない事を祈るばかりです。

 そして、最近ではマラソンだけでなく様々な種目で代表選手が続々と決定し、ロンドンオリンピックに向けて徐々に盛り上がってきているのを感じます。日本の選手達にはぜひ頑張ってほしいと思います。

 外はすっかり春の陽気です。暖かくなってきて外出もしやすい気候なので、皆さんも外で健康的な汗を流してみてはいかがでしょうか。それではまた次回。


戻る HOME
CoolandCool