[2887] 更新時の費用と書類! 2014/09/11 

 賃貸の更新手続きの為に書類を送っていたお客様から、いきなり変わった電話が掛かってきたので驚きました。何の理由も言わず「更新手続きは他の不動産会社に依頼する」という内容です。

 2年前にアプローチの管理物件を案内して借主様と直接の契約になったのですから、更新手続きは家主様と不動産会社の取り決めごとなので借主に決定する権限はありません。当然ですが条件等の交渉は可能です。しかし契約手続きをした不動産会社が、家主様借主様と信頼関係を失墜するような行動がないのにも関わらず、借主から辞める事は出来ません。

 家主様と連絡が取れたのは数時間経過してからでした。家主様は「不動産会社に支払う更新費用がどの程度なのか知らなかった」と言われました。そうですね、家主様は契約時に掛かる費用もご存じない方ばかりだと思います。

 契約時に契約金以外に「仲介手数料・火災保険料・賃貸保証料」が掛かります。不動産会社によっては別費用が掛かるケースもあります。
更新時には仲介手数料が更新事務手数料になります。保険料と保証料は2年更新で同金額ですが家主様に支払う更新料は、「1ヶ月・半月・不要」とケースによって違います。

 保険料は賃貸物件の家主様に対する補償や入居者の家財を守る為の費用です。保証料を支払うのは、2年の間家賃の遅れが無かったからと言っても安心は出来ませんので、継続して加入して頂く義務があります。

 賃貸の募集案内時に、費用については案内したり契約時に細かく説明していますので、今回の借主様は承知されていました。ところが近所の借家住まいをされている方に話をしたら「あの不動産会社はそんな費用が掛からなかった」と言われたそうです。しかし、それは昔々の話でした。今は時代が違います。

 結果的にどの不動産会社でも「更新手数料・保険料・保証料」が掛かるものだと皆さんに解って頂けましたが、無理を言い出した借主さんは引き下がりません。次の不動産会社にも無理を言っているようです。

 特に50歳を過ぎた借主様は、今後も長く住む方が多いと思います。ですから最初にきちんと手続をして問題が起きても対処できるようにしておくことが肝心です。

 借主様も年金暮らしとなると、収入は決まっている上に徐々に差し引かれる額が多くなります。更新時に費用が掛かる事を想定して、日頃から計画した予算で生活しましょう。

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