[2899] おかやま的ココロ! 2014/10/31 

 11月になり、日中も寒い日が多くなっています。服も布団も冬用に交換しないと風邪をひきそうなほど夜も冷え込んでいます。家族が多いと衣替えも一苦労ですね。

 我が家には新しい家族が2人増えました。妻が妊娠中、双子ということもあり、家事も厳禁の絶対安静と医師に言われてから産まれるまでの約4ヶ月、人の助けも借りながら何とか父親業と母親業を両立させてきましたが、母親の仕事がいかに大変か、身を持って知ることができた貴重な時間でした。

 男の脳は主婦の作業を単純に分類分けすることで家事を軽く考えがちですが、炊事、洗濯、掃除といった単純な作業だけではなく、学校行事の絡みがあったり旗振り当番があったり、時には子供の勉強を見たり習い事の調整をし、冒頭のように季節が変われば大きな作業があったりと、それらの作業は単純な分類分けができるものではありませんでした。

 今回、私は今まで妻がやっていた状況と何ら変わりない生活を続けようという意気込みで頑張っていましたが、とてもじゃないけどできませんでした。楽をしようとすればすごく楽でもあり、ちゃんとやろうとするとキリがないのが主婦業だなと感じました。妻がどれだけちゃんとしていたかを知ることができた期間でもありました(笑)

 さて、そんな期間にとてもありがたく感じたのは生活便利グッズの存在です。当たり前のように使っている家電や小物が、実は無かったらすごく不便だなと思うことが多々ありました。そこで今回のテーマは、人類が科学の進歩によって失ってしまった機能と、それを取り戻す方法という記事があったのでご紹介したいと思います。
(以下、ネット記事)

1、地理・方向感覚
 カーナビやスマートフォンのGPS機能は確かに便利だ。見知らぬ場所でもきちんと案内してくれるし、渋滞を回避したり、近道を教えてくれたりもする。しかしデジタル表示の地図に頼り切っている現代人は、自分が住む街の道すら憶えなくなってしまった。高速道路や電車の路線がどこにどう繋がっているかといったことも、最早頭の中にはないだろう。しかも、方向感覚まで衰えてしまっている場合も。

 だが、もし携帯電話の充電が切れた時はどうするのか?ネットとの接続が切れたり、アプリが間違った方向を示すことだってあり得る。そのような事態に備えて、GPSのスイッチを切り車を運転するときや、街を歩くときは周りに何があるのか注意しながら移動してみよう。また紙の地図も有効だ。これで方向感覚が鍛えられる。そして休暇で知らない街を訪れた時、手ぶらで散策しながら出会う素晴らしいものの数々にきっと驚くことになるはずだ。

2、電話番号を記憶する
 携帯電話の充電の切れてしまった時、電話番号を1つも憶えていないことに気が付きあたふたする。そんな時に限って人に頼らなくてはならないトラブルが勃発するものだ。

 万が一のことを考えるなら、他人の電話番号は憶えておく方が賢明だ。何もすべての番号を記憶せよというのではない。大事な人の番号をいくつか憶えておくだけでいいのだ。もしくは紙のアドレス帳を作るのも有効だろう。その中でどうしても覚えておかなければならない電話番号だけ、消し去ってしまう。

 こうすれば嫌でも憶えておかなければならない。語呂合わせを利用してみるのもいい。いずれにせよ、110番や119番くらいは憶えておこう。いつ何時、必要になるかなんて誰にも判らないのだから。

3、コミュニケーションスキル
 昔は大した用事がなくても見知らぬ他人に話しかけたものだが、今では余計な関わりを持つことは少なくなった。スーパーのレジですら、セルフレジが登場し、お店の人との会話すら避けられるようになってきた。だが他人との会話から得られるものは大きい。例えば、隣の人と知り合いになると、健康状態や通勤中の気分も良くなるし、世界だって広がる。

 スマートフォンは、暇つぶしには打ってつけだ。顔を上げて、隣の人に話しかける必要はなく、ゲームで遊んだり、メールを確認していればいいのだ。これは別に今に始まったことではなく、少し前なら新聞や本を読んだりして、他人と会話をしようとはしなかった。だが、これではコミュニケーションという人間の基本的欲求を無視しているのではないだろうか。

 ニューヨーク・タイムズに次のような記事があった。
「人は適切な距離を保てば、大勢の人との触れ合いを心地よく感じる。近すぎず、遠すぎず、付かず離れずの距離を維持していれば人が嫌になることはないのだ。…人間関係は豊かさをもたらすが、ときには煩わしいものでもある。現代人はこれを技術によって奇麗さっぱり無くしてしまう術を知った。

 しかし、こうした過程は我々自身をサボらせている。もっと悪いことには、現代人は気遣いをしなくなり、違いがあるのだということすら忘れようとしている。オンラインでのつまみ食いのような交流が本物の会話に代わると思っている人もいるが、そのようなことはないのだ。」
 コミュニケーションの技術を取り戻す為に、通勤や通学中に携帯をいじくり回すのを止めてみよう。代わりに自分とおしゃべりしたがっていそうな人や、少なくとも時折顔を上げる人を探してみよう。そして話しかけるのだ。人と実際に会って会話をすることで、その人だけでなく、自分自身のことまで理解できるようになるはずだ。

4、暗算
 計算機なしで計算したのはいつのことだったろう? ネットからは、チップの計算から、割り勘の計算まで、様々な機能を備えた計算アプリをダウンロードできる。無理に暗算する必要はない。この世の中を生き抜く上で暗算は必ずしも必要なわけではないが、基本的な計算を頭の中でできれば生活はぐっと楽になる。

 また暗算ができれば、レストランで計算機を取り出す手間が省けるし、物事の内容を理解する手助けにもなる。買い物や、料理をする際にも役立つ。
 暗算力を鍛えるには、他の記事と同様、ちょっと自分に制約を設ければいいだけだ。次にレジに並ぶ時は、店員におつりを言われる前に自分で計算してしまおう。

 ちょっと変わった方法だが、車の時速と目的地までの距離から、到着時間を計算してみたり給油時に給油量からリッター当たりの燃費を計算してみるのもいい訓練になる。やればやるほど暗算が上手になること請け合いだ。

 いかがでしょうか。便利すぎるものは、本来持っている力を失わせる諸刃の剣でもあるようです。我が家には食洗機がありますが、私は一切使わないようにしています。カーナビも遠出する時以外は使いませんし、車のバックモニター機能なんてもってのほかで、無くなったら困るものには依存しないように普段から気をつけています。

 皆さんも日常的に使っているものについて、一度考えてみるのもいいかもしれませんね。それではまた次回。

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